今ほど単純が必要とされている時代はない

P＋D BOOKS 阿部 昭 小学館タンジュンナセイカツ アベ アキラ 発行年月：2018年01月09日 予約締切日：2018年01月08日 ページ数：432p サイズ：単行本 ISBN：9784093523271 阿部昭（アベアキラ） 1934年（昭和9年）9月22日ー1989年（平成元年）5月19日、享年54。

広島県出身。

1973年『千年』で第27回毎日出版文化賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 母の死や息子の受験など煩雑な現実に振りまわされながらも、“もっと単純に生きられたら”と心ひそかに願う中年の男。

心臓を患った彼は、年寄りの医者にもっと海でも眺めていろと通告され、そんな偏屈さに妙なシンパシーを抱く。

「単純」とははたして何かー。

期間にして二年半の日々を、静かに、淡々と綴った阿部昭の自伝的作品であり、妻への思い、三人の息子それぞれに対する複雑な感情などがユーモアと深いペーソスで綴られている。

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